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「森はすばらしい」

     

     シオジ森の学校 校長 下澤直幸
 
 

はじめまして

このほど小俣正次先生からバトンを引き継ぐことになった下澤直幸です。

獣のこと、キノコや山野草、そして魚のこと、多くの知恵とたぐい稀なる技術の持ち主であった、小俣正次先生は、「小金沢シオジの森の主」にふさわしい方でした。

私の取り柄といえば、森を駆けまわり遊び楽しむことしかありません。

小俣先生の代役など務まるはずがない私ですが、「小金沢シオジの森」の森番ならと、お引き受けしました。

どうぞ、よろしくお願いします。

さて、シオジ森の学校は、創立以来11年目を迎えました。

200年生以上といわれるシオジが茂る、私たちのメイン・フイールド 「小金沢シオジ森」にも、変化の兆しがみられます。

 

そのひとつは「ササ枯れ現象」です。数年前、小金沢シオジの森一帯のササの群落すべてに花が咲き、翌年から笹が枯れ、未だに復活の兆しがみえません。

それまでシカの糞だらけであった観察路から、「ササ枯れ現象」が始まった時期と前後し、シカの糞を見かけることすら少なくなりました。小俣正次先生のお話では、シカの餌になるササが枯れてしまったので移動してしまったのだろうとのことでした。

 

また、一昨年は大雪に見舞われました。春先にはシカの死骸が、現地までの林道でも見られ、シオジの大木も数本、根元から倒れてしまいました。

シオジの群落がある豊かだった長沢の水量もずいぶん少なくなり、一部は枯れ沢となり、2012年に作成した「小金沢シオジの森フイールド・マップ」に載せた水場も消滅しました。

ここ2年ほどは、それまで何度も姿を見せていたオコジョも、とんと見かけなくなりました。

 

失われたものばかりではありません。

標高1500m前後に位置する、天然林「小金沢シオジの森」にも、春がやってきました。

最も早く芽吹いたのは、ハシリドコロ。3月のことでした。

ついで、アセビが花をつけ、すでに散り終えました。

4月に入るとミツバツツジも満開となりました。

「小金沢シオジの森」は、これから新緑の季節を迎えようとしています。

ニリンソウが咲き乱れる群落や、「トウゴクミツバツツジの回廊」が楽しめます

また、先月(4月)12日には、林道大峠手前でカモシカと出会いました。それも2頭です。

この辺りで見かけたのは、シオジ森の学校創立以来、初めてのことでした。

 

ほんとうに森はすばらしい

どうでしょう。

私たちと一緒に小金沢シオジの森に出かけてみませんか。